真三國志曹操編−18− |
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2008年09月17日(Wed)
真三國志曹操編−18−
(皇太子の力を削ぐには側近達を引き抜きをして丸裸にしようとするのではないか。)
その懸念は常にあり、曹騰が有名になればなるほどその標的は彼に写りつつあったのである。 「気安く、親切を安売りするからそう言うことになるのだ。」 と皇太子は笑ってはいったが、ある意味曹騰よりも彼自身の方が辛いのかもしれないがそれを顔に出そうとはしなかった。 だから曹騰は恐縮していたが、「どうする」と皇帝から問われると、辛いことを言わざる負えなかった。 「皇帝の命なら、例え皇太子が異議を言ったとしても相手の方が位は上ですから、肉親とはいえ逆らうことは」 「そうとは限らないだろう。ケ太后に言えば義母はそなたが私にはなくてはならない人間であることは知っているし、だめもとで話してみても。」 「いや無駄と言うよりは却って良くないでしょう。」 ケ太后がいつまでも生きればそれでも良いかもしれないが、ケ太后に健康の限りが見えている上、可能性的には若い皇帝の方が長生きすると考えた方が適性である。 そもそも、そう言う形でケ太后が実権を握っていること自体が、皇帝は気分を悪くしている原因であり、同時に彼の立場を無くしていることになっているのである。 (一時的に拒絶することは出来ても、その事で更に関係を悪化させるはずである) ただ、健康問題を口出すことはケ太后に失礼だと思い敢えては言わない。彼女は実権を握っているのだから。 (それなら、どうせ皇帝に使えなければならないのなら。) 「皇帝から言い出される前に、皇太子から申し出をされた方が心証が良いと思います。」 曹騰は敢えてそう進言をする。 「そうだな。父上には逆らえまい。」 そう言って皇太子は納得し顔を悲しそうに伏せるが、その瞬間黒い瞳に冷たいほどの殺意が輝く。 「皇帝を気に掛け心配して私を遣いやると言うことは儒教においては孝行と言え、逆に貴方の声望を高めることになると思います。 逆らう皇太子であるよりも、皇帝に従順で温厚な皇太子と言うことでなければ皇帝の真の子供とは言えないでしょう。」 彼はそれだけ言うと何事もないように笑みを見せ、それに気が付かないフリをする。 その奥に、敢えてケ太后の名前を出したことも含め事もすべては (幾ら皇帝とはいえ彼の父親である以上。死ぬ順番は当然父親が先である。 皇太子であるのなら彼が死んだ後は自ずから皇太子になるのだから、それまで過失がなく生き抜くことこそが大切なのだ) |
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カレンダ
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