真三国志−4−



2008年04月19日(Sat)
真三国志−4−
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全て無駄になるのなら。
そんな無力感が若者達にある。
そしてそのはけ口を受け入れることで黄巾党は大きくなっていったのである。

 もともと黄巾党は、ボウフラのように数多く沸き消えていく……そんな道教の新興宗教の一つであった。
 ところが先程述べたとおり宦官が私利私欲を欲しいままにしており賄賂が横行し、役人の税がそのため重くなり怨嗟の声が強くなった。
 そう言う不満が、一宗教の弾圧と一緒になり「正義のための反乱」を大きくしていったのである。

 だから黄巾の人達は貧しい食えない者達が多かった。彼らは反乱軍を装い実際は夜盗や山賊のような事をやり、豊かな商人や土地や食料を襲い、不満のある領主や、私腹を肥やす政府の役人達を襲って生活をしているのである。

 「いっそ黄巾になって、正義の戦いをするか。」
 そういう声が玄徳の友人の周りに聞こえていく。
 現皇帝は同じ劉の一族であるからこそ、玄徳は政府を浄化すべきだという意見を言ったが、彼らには全く効果がないので「黄巾のような無頼物の配下になったって、下っ端でいずれはまともな軍隊が組織されれば、素人の反乱なんて簡単に潰されるから、徳ではないよ」と説明しているが、理屈で彼らをどこまで抑えられるか彼自身自身はなかった。


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