ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/11/18

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2008年11月18日(Tue)▲ページの先頭へ
ネックレス
貴方のクビに
腕を回して
抱き合うときが
私らしかった

貴方の胸で
泣いていても
悲しささえも
輝いているようだった

ネックレスのように
ずっと貴方と
一緒でいれたらいいのに


真三國志曹操編−57−
 (難しい)
と皇帝は思う。もし許可したとしたら、宦官が何代も栄華を誇ることで諸公のように力を付けることを、外戚やその他の人間は望んではいない。強固に反対するだろう。
 「どうしてそれを望む。」
 皇帝は問いかけると、強い眼差しを向ける。
 「私は宦官とはいえ、我が家は曹家は祖を第二代の丞相である曹参の宗家です……」
 曹参は高祖劉邦の漢帝国を興すときに最初から付き添った家臣で、人望が厚く彼の挙兵を手助けをした。半独立勢力であった韓信とともに項羽との戦いでは前線で常に戦い先行が熱く、一部では彼が一番の功績者であるという声も多かった。
 高祖が漢を立てると、功臣粛清の嵐が吹き荒れたが、曹参はかなりの権限を持っていたものの、穏やかにそつなく物事を運び栄進を遂げ、優れた内政家の蕭何が死亡するとその政治を継続して漢帝国の繁栄に功績があった名臣である。
 「皇帝に使えるため私は宦官になりましたが、そのことで私の代にその曹参の一族が絶えてしまうことがあればそれこそ私は死ぬに死にきれませぬ。
 私の命はすでに皇帝に差し出しておりいつ死んでも心残りはないのですが、ただ曹参の一族の名だけを残したいというのが我が宿願。」
 「……分かった。」
 皇帝は珍しく感情を表に出し粛々と訴える彼の熱意に圧倒されるとともに、同時にそんな彼の望みがありながら、皇帝である彼自身を支えるためにすべてを犠牲にさせているという事実を突きつけられて、より今度は彼のために自らが出来ることをしなければならない。と言う思いを強く持つ。
 どう考えても難しいことではあるが、
 (彼が私のために死してきた努力と苦難を考えたら)
 逆に考えればその辛苦と較べたら、そんな願いは逆に言えばあまりにも小さいことと言えなくもないのである。
 「分かった。そのことを何とか叶えよう」
 皇帝は約束して、それを制度化する。
 それにより、皇帝は宦官のために特権を与えた事から宦官禍は順帝が原因と批評されることになる。
 宦官とその一族が政治を牛耳ることで政治が荒れていくのである。

 だが、曹騰はその遠因を作りながら彼の養子を宦官にするつもりはなかった。 

 


   


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カレンダ
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