ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/11/10

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2008年11月10日(Mon)▲ページの先頭へ
真三國志曹操編−51−
 「分かりました。私からも閻太后の件については説得しましょう。」
 曹騰はそう言って納得させた後、皇帝にその旨を奏上する。
 流石に曹騰に説得されると皇帝はうなづきざる負えない。ただその瞳に蛇のような執念は消えていない。
 「切ってはならぬと言うのは無念だ。彼らが私や曹騰に対してやって来た事を考えれば、彼らのを切ったとしても何の問題があるというのだ。彼ら自身が私を殺そうとしていたのに。
 まあ、皆が言うのなら命だけは許してやる。だからってどうになる物ではないが。」
 そう言って皇帝は呟くと意味深げに笑う。
 助命を許された閻太后がどうなったのかは不明であるが、常に重圧を掛けられ続けたせいか。あるいは人を遣って手を下したのかまもなくその命を落とす。
 一方閻太后の助命と引き替えに、閻の抵抗はゆるかった。その間隙を利用して梁冀らは一気に彼らを粛正するとともに、その軍勢を組み入れた。
 更に曹騰は進言をする。
 「孫程ら19人の宦官を功労により列侯に封じましょう。」
 「確かに彼らの活躍がなければ、朕も皇帝にはなれなかっただろう」
 そう言って皇帝は納得したし、梁一族もそれに対して文句を言える問題ではなかった。曹騰は彼らを列候にする事で宦官の力を梁冀ら外戚や有力者達に対抗できる勢力にしようと思ったのである。
 ただこれで皇帝自らが政治を出来る体制を作ったのだが、それをこれからすべての人が納得してくれるとは思わない。
 「閻太后を切る事を許されないのも、すべては皇帝になられた事がゴールではないという事です。これからどんな政治をするのかが問題になります。」
 「……ああ」
 二人はそれらを分かっていたからこそ、時に慎重に、時に繊細に政治をしていかなければならないと覚悟を決める。

 順帝の治世は梁商が中心となり順調な政治が行われる。
 彼自身が優れた政治家であったのだが、それ以上に彼の穏やかな性格と公平な性格と調整力が諸公の不満を買わず、また宦官達との調整も上手にこなして居たのである。

 



   


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カレンダ
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