ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/10/26

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2008年10月26日(Sun)▲ページの先頭へ
真三國志曹操編−43-
 (もしも皇帝が崩御されたら、大変なことになる。)
 現皇帝ですら本来本流でない王を立てひんしゅくを買ったのである。これで新たな皇帝を立てることがあれば、閻氏が政治を私にしているというそしりをこれ以上避けれないのである。
 しかも梁商らが反対勢力として屈服していない状況である。
 このままそう言う状況を続けては大変な状況になる。
 それなら済陰王を皇帝にして恩を売ることで、自分達の支配に組み入れた方が良いという判断が働いたのかもしれない。
 なににしても宮中は閻氏が支配を強めているのだから、中に入れてしまった方が支配しやすいという判断なのだろう。
 それを示すとおり曹騰に距離を置く彼と、曹騰に対しては敵意を持つ張逵が使者に選ばれたのはそう言う理由なのである。
 (閻氏の使い走りにされるのは気に入らないが)
 曹騰と話をして彼の意図を聞いてみたいと思っていた彼にはわたりに船であった。

 とりあえず使者を出し済陰王に面会を告げる。するとあっさり「会う」と言う返事をしてきた。黙っていても皇帝は死んでいき彼を皇帝に立てざる追えない時期が来るのだから、無視すればいいのにと孫程は思った。逆に考えるのならそう言う情報が入らないのか、あるいは梁商の屋敷に兵とともにいわば籠城して居る状況で食料が尽きているのかもしれない。
 曹騰は二人を案内したが、皇帝と面会を許されたのは張逵だけであった。二人だけで彼が戻るのを待たなければならなかったのである。
 とりあえず孫程は彼の顔色を伺う。閻氏からの密書と言うことで皇帝の未来に関しての重要なことをかかれている筈である。彼にとっても気になる筈なのだから何事もなく特に語りかけることなくお茶を飲んでいる。
 「李閏は元気かとやたら済陰王が聞いてくるんですよ。彼のような義に厚い良心的な政治家が閻氏ともに政治を行うのなら不安はないでしょうね。」
 「はあっ」
 折角曹騰が声を掛けたが、孫程は閻氏の横暴を知っているし、李閏が彼の言うように義に厚くはなく、口だけは達者で自尊心が強いと思っていたからこそ、彼の言葉に素直に頷けずに何とも言えず苦笑いをするしかないのである。
 沈黙に絶えきれないように、孫程は彼に話しかけようとした。その時後ろで物音が扉の外でする。
 (なんだなんだ)
 しかも、その物音に金属がぶつかり合うような軽い音がする。
 (兵士達がうごめいている。)
  


   


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カレンダ
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