ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/10/24

刹那のミニミニ小説+連載小説のサイト。

2008年10月24日(Fri)▲ページの先頭へ
彼女が手首を切った理由。
手首を切る事に何の意味があるの。
カウンセラーが聞きました。
ある人は虐められたから・・・と言いました。
ある人は人を信じられないから・・・・と言いました。
カウンセラーは言いました。
可哀想ですね。と

手首を切るより、もっといい方法があるよ。
兵隊さんは言いました。
貴方は人を信じている。
作家は言いました。
貴方は自分を虐めている。
飼育員は呟きました。

私の友達は、手首を切らなくなりました。
その時には、親が付ききっきりで話をしてくれました。
恋人が抱きしめてくれました。
その頃には、彼女は寂しいと言わなくなりました。

ある医師は言います。
手首を切る事は、周りの人に痛みを気付いて欲しい為に
見えるように切るのだと。
それしか、振り向かせる方法がないから切るのだと

その説が正しいかどうかは分かりませんが、
貴方が寂しいのなら、痛いのなら
違う方法があるのだと・・・・
今なら分かるのに。
彼女は傷だらけの手を見ていった。



   


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カレンダ
2008年10月
     
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