ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/10/21

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2008年10月21日(Tue)▲ページの先頭へ
真三國志曹操編39
それでも、皇帝に従順に従うことを勧めていたのは彼である。
その彼が今済陰王の心を時放ったのである。
「これからは貴方は貴方の心で動かなければならない、なぜなら」

貴方は皇帝にならなければならないから
「貴方は父である皇帝の息子であるから。」

曹騰は馬を2頭用意した。済陰王と彼の分である。
「御父様の……皇帝の遺体を貴方が迎えに行かなければなりません。」
「もとより、私も父に早く会いたい。」
そう快く、済陰王は応じ馬に乗る。二人は皇帝の遺体が通る門へと馬を走らせる。

 その時妻である梁氏の兄「梁冀」と彼らの父梁商は特に何も指示のないまま都の各地に兵士を配置して、ぼんやりと警備を行っていた。
 そんな中済陰王が馬を走らせ、皇帝の遺体の方へ向かっているとの報が入る。
 「一体何をするつもりだ。」
 梁商は心配して意図を探る。常に従順であり続けた曹騰と、済陰王が突然そんな行動に出るとは思わなかった。
 果たして閻氏にとってその行動がどう思われるのかは想像が付かない。
 梁一族は後漢成立時の英雄の一族であり、有力な豪族の一つであったが、先帝を支え皇后の寵愛で信頼を得ていた閻氏が宮廷の内部に強い力を持っていたため、武力はあっても宮廷では圧倒的に味方が少ないと言える梁商は、その娘を皇太子だった済陰王へケ太后の命により嫁がせていたものの、彼を立てて閻氏と対抗しようとする気も持っては居なかったのである。
 ところが彼らがたった二人で皇帝の後継者として皇帝の遺体を迎えに行こうとしているのである。
 (たった一人で何が出来るのだ。)
 幾ら皇帝の理不尽に絶えていたとはいえ済陰王は若いから突拍子もない行動があり得ないとは思わないが、まさか温厚で慎重な性格の曹騰までが一緒だとはとても思えなかったのである。
 「とはいえ、我が婿の済陰王を閻氏に捕らわれるわけにはいくまい。」
 梁商はわずかに考えた後覚悟を決め、出来るだけの兵達を直ちに集めさせるとともに、我が子梁冀にはその手勢を率いて皇太子を守るように命令する。
 一方命じられた梁冀は「今こそ我が梁一族がいよいよ閻氏に取って代わる日が来たのだ」と小さく呟くと、勇んで門へと向かう
 


   


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カレンダ
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