ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/07/28

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2008年07月28日(Mon)▲ページの先頭へ
真三國志関羽編−22−
 「貴方は、その為に……彼らの為に兵を挙げると言うことなんでしょうか。」
 彼らの活躍する場を作る為に兵を挙げようとするつもりなのですか?
 皆、この世界に平和をもたらす為に、戦うというのに。貴方だけは彼らの夢の為に戦うというのだろうか。
 「本当に貴方は人が喜ぶのが好きなんですね。」

 確かにこの世の泰平をキャッチフレーズに戦う男達は多い。人々の期待に応えようとする英雄は多い。
 でも、そう言う人の上に立つ輩の多くは結局はそう言うきれいな言葉と裏腹に結局は自分の名誉や財産を求める物達が圧倒的に多い。
 玄徳にもそう言う欲望はあるかもしれない。でもそれ以上に人に対しての情という物が裏表なくそれよりこの男は強い気がする。
 その事が彼自身を将来不幸にするような気がするが、その一方で血に飢えた侠客達には離れられないほどのたまらない魅力になるのかもしれない。
 と簡雍は思う。

 一方、成り行きで一通り玄徳の部下達に訓練を施した関羽は怖い顔で玄徳の許にやってきた。張飛も退屈をもてあました様子で玄徳の許にやってくる。
 二人とも並はずれた体格の持ち主である。二人ににらまれるとかなり威圧的であるが玄徳はそれに対して堂々としていた。
 関羽は少し怒った様子である。しかし訓練を押しつけたのを怒っているのかもと思ったが違っていた。
 「劉備殿、このままで兵士達の命が守れるのか。」
 そう怒鳴れられて、玄徳は笑顔を見せる。その言葉に関羽の兵士に対しての優しさを感じられた。多分彼らの命を守る為に関羽は玄徳の部下でもないのに提案をしに来たのである。
 「なら関羽殿ならどうする。」
 少し挑発的に玄徳は意見を求めると、関羽は熱意を持って訓練法について的確な意見を述べていく。玄徳は感心しながらも彼なりの意見を述べる。
 「関羽殿の意見はもっともだが、まだそこまでのことを彼らに求めるよりも細かく彼らの足りない部分をおぎなっていったらどうか」
 関羽もそれを聞いてよく兵士達の事を玄徳が感じていることを理解できたし、彼の軍の育成方法も的を得た物と理解できる。
 「だったらこうしたら方が良いのではないか。」
 と関羽は彼の知識を許に細かい改善案を述べていく。

 そしてその後の話は実際に幽州で蜂起している黄巾党との戦いに対しての意見交換になる。そうなれば先陣を切ることになる張飛の意見も当然聞く形になる。
 「俺様に任せてみれば3万の軍など怖いわけあるか。ただ突っ込めばいい。」
 「だったら、張飛殿には騎兵で機動力で攻めていけば面白いのではないか。」
 「いやいや、先陣はあくまで相手を攪乱することが第一で深入りして戦うべきではない。騎兵を中心にすべきではない。」
 「なるほど、だったら馬に乗るのは一番得意な私が先陣を切ろうか。」
 「おいおい関兄。先陣は腕力を考えたら俺だろ。大体玄徳どのはこの軍隊の代表だろ。その代表が先陣を切るなんて言う話は聞いたことないぞ。」
 

 


   


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カレンダ
2008年7月
   
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