ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/05/25
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2008年05月25日(Sun)▲ページの先頭へ
真三国志−16−
張がそんなことを考えている間にも、状況は先に進もうとしていた。
馬頭の部下達は用もないのに玄徳と仕事の後飲みに行ったり、用事がないときは彼の許に集まったりしていた。 また玄徳が馬を無事とどけたという報を聞きつけて商人達も顔を出し、援助を申し出る者も居たし、また仕事のない若者達も食い扶持にありつけるだろうと訪ねてくる者達が多くいた。 特に一兵も失わず成し遂げたと言うことで、義勇軍はちょっとという者達も集まってきたし、貧乏で金をけちっている官軍よりは良い待遇で雇用してくれるかもしれないと淡い期待を持って腕に自信がある者達も集まり始めてきた。 「確かに逃げ回っていただけかもしれませんが、あの情報力は雇えば絶対に役に立ちますから、なにとぞ今までどおりに。」 と散々辛口なことを言う馬頭も感情は隠した言い方であったが、それでも強固に玄徳を解雇しないようにと念を押した。 (ある意味まずいことだが) 雇い主の張よりも従業員達は玄徳を慕っている。この状況で張が玄徳を切り捨てるのなら、張自体の商いも成立できなくなりそうである。 (なにより恐ろしきはその気さくな人望か。) この自体に張も玄徳のために動かざる負えなかった。 またそれ以上に玄徳の為だけではなく、玄徳の許に集まった者達を使い北方の良質な馬を中原に大規模な販路を広げるチャンスでもある。 玄徳が出立するときと同じように、張は同業者に共同で出資することを説いて回った。また同時に馬商人達だけではなく他の商人達にも声をかけた。 そして玄徳を代表者とする用心棒というか傭兵を生業として物流を取り扱う・・・・現代で言うならば物流会社と警備会社を一緒になった会社が出来た。 それにより領土も役職もない玄徳が、人をそろえ養い、軍装を整え、小さいながらも自らの軍を手に入れたのである。 |
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カレンダ
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