ケイタイ小説カフェ「ソルノチェセル」 - 2008/04

刹那のミニミニ小説+連載小説のサイト。

2008年04月30日(Wed)▲ページの先頭へ
ありえそうで絶対あり得ない間違い

エド鈴木



2008年04月29日(Tue)▲ページの先頭へ
真三国志7
 また、それ以上に心配であったのが、彼ら自身が守るべき馬や物資を略奪してしまうことである。現実に官軍ですら、護衛を頼むと徴収と言って商人から公然と略奪を働くあり様である。
 (信頼など、どこにあるというのだ。)
 そんな中、唯一玄徳をよく知る張世平だけは興味だけは持った。
 当時玄徳の生まれ育った幽州(今の北京付近)は、北方の遊牧民が混ざり合いながら、彼らの持つ優秀な馬が多く生産されていた。
 張はそれらを近隣や都で販売・流通させる商人の一人であり、玄徳は彼から馬具などを買うお得意さんだった。(というには貧乏で、あまり高価な物を買ったり、頻繁に馬や馬具を買ったりすることは出来ないが、色々馬や馬具を見るのが好きで彼の店に買わないくせに頻繁に通っていたのだ。)
 知っていないわけでもなく、また不良仲間だけではなくそれなりに地域の人からの評判が悪くない彼がそう言ってくるのは、彼にとっても迷惑であったが、無下に断るわけにはいかなかった。
 (妙に玄徳という若者……不良達にも慕われ、それなりには人気がある奴だから、下手な断り方をしたら、店の評判が悪くなる。)
 そう考える一方で、玄徳の言葉を受け入れても良いのではないか。と彼自身迷っている部分があった。
 それほど、政府軍が当てにならずに物流が困難になっていることに対してのいらだちがあったし、また彼自身商人としてたくさんの英雄と呼ばれる人々や政府の高官、有償と呼ばれる人達と商いをしてきたが、彼ほどの人物はこの広い中国で会ったことはなかったのである。
 ただこの時はそう言う気持ちとは別に、商人としての損得、現実的な計算が勝った。
 「一、傭兵を組織するというのならばその人数を用意すること。二、その傭兵を率いて馬を実際に黄巾党が荒らしている中を黄河の渡しまで届けること。」
 それらが果たせるのなら、力になっても良い。と玄徳に彼は返事をした。
 逆に言えば、それが果たせ程の器量が玄徳という若者にあるのなら、多少の出資なら安いと思ったのである。

 玄徳はまず、簡雍という彼の古くからの友人……というか年端もいかない手下の若者を呼んだ。
 彼は若くして劉備とは違いかなり専門的に学問をならった……と言ってそれなりの商人に取り入っては家庭教師のようなマネをしながら、遊び暮らしている若者でかなり玄徳は趣味が合う。
 ただその売りの学問は怪しく、またかなり礼儀とかには無頓着で口は悪く年上の玄徳に対しても無礼な奴である。ただ頭の回転は速く、どうでもイイ悪知恵が働くので玄徳が考えていることを形にするには使い勝手イイと考えていた。
 「面倒は嫌だよ。別にアンタの手下ではないし。」
 そう言って彼は口ではいやがっていたが、口は笑っており、悪巧みは嫌いでないらしい。
それ以上に彼は玄徳の事を話が分かる奴と気に入っているし、彼のような人間を扱える器量の大きい人間は……簡雍という若者がもし宮仕えしても彼が上司であるのなら楽しく自由に居られると思っているので、出世して欲しい(その上でおこぼれを)とを思っている。ちゃっかりした奴である。
 「別に面倒はない。」
 そういうと、玄徳は「官渡という所に馬を届けて欲しいという依頼を受けたから、俺の名で若い人達を三〇〇人ほど集めて欲しい。」と用件を切り出す。


2008年04月28日(Mon)▲ページの先頭へ
近眼
かつて遠くを見つめていたのに
今は目の前の細かいことばかり
目に入る
見つめることに疲れて
遠くを見つめることが出来なくなって

もう一度遠い未来を見てみたい
遙か遠くの存在になった
貴方を見つめたい


2008年04月27日(Sun)▲ページの先頭へ
真三国志−6−
 玄徳は、そんな無類と化した彼らを無駄にしたはなかった。
 (その力を反乱なんかよりも、もっと有意義な形で爆発させる事が出来るのなら。大きな事が出来るかも知れない。無駄にならないかも知れない。)
 本来はそう導くのが政治の使命である。

 (なのに役人や有力者達はそんな彼らを見下しているだけで何も手を打たない。)
 それが黄巾党のようなどうしようもない宗教の暴動をココまで事態を悪化させる結果になったのではないだろうか。

 そんな奴らに使われて死ぬのは嫌だ。
 無類と呼ばれる玄徳の仲間達はそう思っているし、彼自信も思っている。
 (あいつらは大きい事をして、地位も名誉も手に入れたい。)
 彼自身の気持ちを考えれば、彼らの気持ちも使い方も玄徳には分かる。

 だからこそ、玄徳は自分の為に彼らを利用するつもりであった。
 そして、そうする事が彼らの金や名誉などの欲望や願望を果たす手助けになると確信していたのである。

 「街の不良達を集めて、護衛をする傭兵軍団(ボディーガード)をつくりませんか。」
 名前のある大商人達に玄徳はそう言って声を掛けていった。
 今黄巾党の反乱や山賊の出没で一番困っているのは物流を行う商人達であった。彼らは政府や軍や役人がアテにならないために、商品を奪われないようにするため自衛の手段を講じる事が求められていた。
 玄徳はそれに目を付け、街に溢れる不良達を雇う事をお願いしていたのだ。
 「彼らを雇う事で暴徒になる事も防げる。」
 そう言って利を説いたが反応ははっきり言えば悪かった。
 同じ考えを言ってくる人間は多く、決して独創的だとは言えなかったし「彼ら自身に何が出来る」と見下す人が多かったのである。


2008年04月26日(Sat)▲ページの先頭へ
ルーキーズ進化論
私はコミックのルーキーズのファンで、全巻買ってリアルタイムで読んでました。
その私がみたTBSドラマのルーキーズの大きな特徴。

 登場人物が30代から、20代に若返った。
 どう見ても高校生でなく、かなり老けていた漫画から、
 かなり若返り。
 迫力のガタイのいいあんちゃんから、みんな美青年にリニューアル
 あの迫力がプロレスラー以上だった新庄が特に……

その私がみたTBSドラマのルーキーズの大きな違和感。
 あれ……真澄ちゃん。アフロへアーは?

……川藤先生。ハマってます。
  さすがクロワッサンの松っ

でも一番演技が上手かったのは
 友情出演と思われる川藤元プロ野球選手……
 めちゃくちゃ上手い。なぜ野球でなく俳優にならなかったのか?

というわけですが、原作からがっかりすることの多い実写化の中で
結構漫画のファンでも安心して楽しく見れるルーキーズ
ファンとして両方お勧めします。


2008年04月25日(Fri)▲ページの先頭へ
醜いアヒルの子
醜いアヒルの子は
みんなと違うことに
苦しんでいた

醜いアヒルの子は
ひとりだけ
白鳥になれると
信じていた

醜いアヒルの子は
どんなに孤独でも
そう思うことで生きてきた

本当はみんなと同じ事を望みながら



2008年04月24日(Thu)▲ページの先頭へ
月姫抄5
(祇園草舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。)
 世は応仁の乱以降戦乱。もう百年以上も戦乱が続く。多くの者が討ち滅ぼされ、死んでいく。その中に彼女が身を寄せている須江氏もいよいよ含まれる事になったのだ。
 その物語の一族と同じように戦に破れ海に全てが沈められるように、彼女も彼女の一族も戦いに敗れ海の藻屑になっていくだけなのだ。

 かつて栄華を誇った平家の人々と同じように、限りなく今日よりも明日へと繁栄の花を増やしていく事を養父達も信じていたのだろう。逆に言えば、その気持ちこそが平家と同じように一族の破滅へと導こうとする導火線であった。
 自らの保身のためであった浦島家との同盟を自ら破棄して、自ら破滅への暗黒へと道を選んだのだ。

 山陽の毛利家が尼子氏征伐に向かったとき、浦島家の当主は須江氏との同盟を信じてその戦での功名と新たな領土を求め戦いに毛利の将として従軍をした。
 だがそれこそは須江氏の長年望んだ好機であった。彼は同じ山陽の宇喜多氏や、尼子氏と機略を通じると共に、嵐の日を待って盟約を一方的に破ると、夜半には浦島家の当主の留守を狙い本拠地を突如襲った。不意打ちにより、浦島家の本体は遠くにありすぐに戦場を放棄して救援にこられる距離ではなく、須江氏が留守居の軍を撃破すると甕姫が守る城を陥落するのは時間の問題に思えた。
 相手の動揺を付いて敢えて須江は甕姫の前で降伏をするよう声を上げる。
 ところが、夜半突然居るはずのない浦島家の当主が攻め寄せる須江氏の背後に現れ急襲した。
 『まるで神か……』
 とても人とは思えない出来事に須江は驚いた。同時に尼子氏に向けた刃をそのまま向けられたと思い、雪崩をうって逃げ出した。


2008年04月23日(Wed)▲ページの先頭へ
回転寿司
まわるまわるワタシノココロ
回る回る安っぽい気持ち

本当は偽物
でもお腹一杯に
幸せになれるなら

まわりまわる貴方の姿に
そっと手を伸ばす


2008年04月22日(Tue)▲ページの先頭へ
こういうときに使う言葉か
職場のパートのおばちゃんの
子供が遠足でお昼の弁当は何がいいか聞いたら
おにぎりでなく、サンドイッチがイイといった。

……欧米かっ


2008年04月21日(Mon)▲ページの先頭へ
背中
小さな小さな君の背中
でも追いつけない君の背中
小さいのに他には何も
見えなくなる君の背中


2008年04月20日(Sun)▲ページの先頭へ
月姫抄−4−
 気晴らしに早くここから出て、馬に乗り広く澄んだ海を見たい。)
 せっかくの温情に感謝の言葉も付け加えることはなく、さも用事が済んだと言わんばかりに形式的に頭を下げると、そそくさと背を向け広間を出て行く。
 「本当にこの巫女は、我々の反映を祈るというのでしょうか?養父を殺され、一族を皆殺しにされて……むしろ我ら一族が滅びることをのぞみ、これから呪詛を捧げるのではござらんか」
 異常に甲高く、でもかすれた声が浴びせられる。正室付の年老いた侍女が侮蔑の刃の言葉を背中に浴びせる。

 それは大きな波が背後から襲いかかるよう。
 (ずっと、私は深い海と迫り来る波に飲まれているのか。)
 何か大きな力が波となり固まりとなり彼女の心を静めようとする。

 もがいで居るのだろうか。それとも前に進もうとしているのだろうか。

 幼い日。実際に強い波に飲み込まれ、沈めていかれるそんな記憶。
 永遠に続くような海の暗闇と、戦火の炎の中放り出されたこの体を、波に飲み込まれそうな体を、何とか沈まされていない船に寄せる。
 船に、陸に上がっても今度は炎獄と化していた。
 激しい叫び声と似た泣き声。身の回りを浮かぶ、知った者のたくさんの死体が今の状況を物語っていた。死という巨大な波が、いつ来てもおかしくないように彼女と彼女の一族を飲み込もうとしていた。
 「何故じゃ」
 真っ赤な小袖を身にまとった女が、同じように真っ赤な炎を身にまとい叫び声を上げながら、灰になっていく


2008年04月19日(Sat)▲ページの先頭へ
真三国志−4−
※真三国志にカテゴリが付きました。
今後真三国志の以前にアップされた物などについてはカテゴリで御覧いただけます。

全て無駄になるのなら。
そんな無力感が若者達にある。
そしてそのはけ口を受け入れることで黄巾党は大きくなっていったのである。

 もともと黄巾党は、ボウフラのように数多く沸き消えていく……そんな道教の新興宗教の一つであった。
 ところが先程述べたとおり宦官が私利私欲を欲しいままにしており賄賂が横行し、役人の税がそのため重くなり怨嗟の声が強くなった。
 そう言う不満が、一宗教の弾圧と一緒になり「正義のための反乱」を大きくしていったのである。

 だから黄巾の人達は貧しい食えない者達が多かった。彼らは反乱軍を装い実際は夜盗や山賊のような事をやり、豊かな商人や土地や食料を襲い、不満のある領主や、私腹を肥やす政府の役人達を襲って生活をしているのである。

 「いっそ黄巾になって、正義の戦いをするか。」
 そういう声が玄徳の友人の周りに聞こえていく。
 現皇帝は同じ劉の一族であるからこそ、玄徳は政府を浄化すべきだという意見を言ったが、彼らには全く効果がないので「黄巾のような無頼物の配下になったって、下っ端でいずれはまともな軍隊が組織されれば、素人の反乱なんて簡単に潰されるから、徳ではないよ」と説明しているが、理屈で彼らをどこまで抑えられるか彼自身自身はなかった。



2008年04月18日(Fri)▲ページの先頭へ
夕立
真っ青に澄み渡った心
日が満ちて
熱くなった心

ずっといい心が続くと思い
未来を歩いていた心に
いつの間に私の心にあった雲は
厚くなったのだろう

いつの間にか激しい涙が溢れ
稲妻が気持ちを引き裂く
心は真っ暗になり
安心して傘も持たずに
歩いた私は
すぶぬれになって
心は凍えていた



2008年04月17日(Thu)▲ページの先頭へ
月姫抄−3−
 「月姫殿。結構な舞でした。さぞや瀬戸の民達も神々もその舞に心揺り動かされたでしょう。」
 舞が終わると、側室で領主の寵愛をもっとも受けるといわれる甕姫から、労をねぎらわれるように声を掛けられた。
 彼女は正室の乙姫とは家柄が違うため下に置かれているが、古くからの浦島家の家臣庄戸氏の娘で、水軍の将達とは地元と言う事でつきあいが深く信頼が厚く、夫が今回のような遠征の折りには実質的な領主の妻として一切を取り仕切っていたのである。
 色黒で乙姫に較べれば気品とか器量とかは劣るが情愛に満ちた瞳を持った優しい容姿の女性であり、人の好みの違いはあるが魅力的な部分では決して引けを取らなかった。何より生命感溢れる立ち振る舞いは、海の男達を畏怖し、都育ちの正室には決して口を挟せないで力があった。
 また気質も聡明で周囲に対して配慮が出来る女性で、若く流転に運命を翻弄される月姫に対しても唯一周囲とは違い、いつも優しく接してくれるし、また領主の代行者として月姫の神に仕える巫女としての立場も重んじ立ててくれる。
 「さぁこちらでゆっくり体を休めてくだされ。」
 そう言ってこの時も立ち上がると自ら席をおり席を譲って上座の方に案内する。
 「瀬戸の守神として遠慮なされず上座にお座り下さい。」
 「・・・・いいえ、結構です。つづいて竜宮で戦勝の祈りをいたします故、屋敷へ戻らさせていただきます」
 甕姫の配慮は大変ありがたくはあったが、それを辞する。乙姫やその側女達が厳しい視線の中に飛び込むのは、まるで荒れ狂う海に飛び込むようで、悪意の視線の波に身を絡まれて光の届かぬ所まで飲み込まれそうである。他の者達も好奇の目で見たりするので、座ったとしても居心地が悪いだけに違いなかった。
 (こんな私への反感が一杯の屋敷の中に居ては、息が詰まりそうだ。
 気晴らしに早くここから出て、馬に乗り広く澄んだ海を見たい。)
 せっかくの温情に感謝の言葉も付け加えることはなく、さも用事が済んだと言わんばかりに形式的に頭を下げると、そそくさと背を向け広間を出て行く。


2008年04月16日(Wed)▲ページの先頭へ
戦後
テレビの特集で取り上げられた
戦時中における沖縄の集団自決。

この痛ましい事実を
時間は容赦なく風化して
「こんな馬鹿なことは
そんなおぞましい事を
命令する方もしないだろうし。
そんな馬鹿なことを従う者も居ないだろう」
と片面では思ってしまうかもしれない。

でも、あれから60年・70年の月日を経つのに
人間はどれほど変われたというのか。

被害者を訴えながら、国家の繁栄を歌いながら
日本に侵略された中国が、チベットに対して行う植民地化

日本だって、某新興宗教団体が起こしたテロ活動は
日本軍と変わらない。

多くの被害者が出続けるまで黙殺し
その後も自らの責任を認めなかった
薬害エイズ問題だって、
権力を持つ人達が善良を装いながら
愚かなほど見苦しく、罪のない人に禍を与え
簡単に人々の命を奪っている現実。

医療費の自己負担増、国民生活の貧窮
これから何人もの人を自殺や餓死に追い込むことだろう。
それを仕方ないという無かれ
多くは無計画かつ無責任で、あるいは自分達の欲利で
好きなだけ食い荒らした奴らのつけを
関係のない人達が背負わされる現実

集団となり虐める輩
平気で死を暴力や言葉で強要する犯罪者
暴力を使わなくても
結果的に死を強要しているに等しい
政治家や、企業

本当はあの時と人は変わっていない。
それに私達が気が付くのは
死ぬときか、あるいは死んだときも分からないかも知れない。


2008年04月15日(Tue)▲ページの先頭へ
一円玉
それは小さな小さな心
安くて軽くて
落ちていても見向きもされない
私のような物

でも一円を作るのには
それ以上の価値が必要な物

私には勿体ないほどの
たくさんの愛情で
私は生まれてきた。
見守られてきた
優しくされた私の価値



2008年04月14日(Mon)▲ページの先頭へ
真三國志−不良青年玄徳の言い分−
 劉備の生きた時代。
 それは400年余り続いた漢帝国が完全に腐り切ったそんな時代であった。
 皇帝の身の回りの人間である「宦官」と呼ばれる去勢された男達が、権力をふるう時代であった。
 時の皇帝「霊帝」は、政治的関心がないのか面倒なことを彼らに任せ切ってしまったのだ。
 彼らは王の周りを固めることで、自分達の意のままに政治を動かしていた。
 そしてそこには賄賂や栄達のため、あるいは自らの理を得るために汚職をする者達ばかりが集まり、彼らの意に沿わない者達は罪をかぶせて排除していった。

 そう言う時代であるからこそ、地方の者達は裏金を作ったり、税を重くしたり、あるいは罪をかぶせ略奪まがいに家財を没収したりして、自らの保身や栄達のために宦官に賄賂を貢いでいったのだ。
 その結果人々の生活は困窮し、また努力したとしてもそのような理不尽で奪われるような有様であったから、人々は働く意志を失い、あるいはゆがんだ政治や重い税から逃れるために逃れるために逃亡したり、あるいは山賊となり政治の者達のやっていることを非合法的にやるような事をしていった。
 そんな時代だからこそ
 「真面目に働くのが馬鹿ったい」
 と若者達が思うのは無理がないと玄徳は思っている。

 現実に、玄徳が一族者を頼り街の役人になれることは可能であった。しかし、逆に役人になった所で、言いようにこき使われ、身の振り方を間違えるようなら、殺され限らないのである。
 「それこそ犬死だ」
 としか思えないのである。
 だからこそ、都でそれなりの学閥である廬植の門下に連ねることが出来たのだが、真面目に勉強をする気にもなれなかった。真面目に勉強した所でそんな事なら頑張っても意味がないと思うのである。

 都で勉学を積んだ者として一目置いて貰え、街の有力者と話すことが出来たり、あるいはこの若者のように、賢者として頼られるという面では便利なので、一生懸命勉強して、それなりの知識を披露することはあったが、孫子や儒学や政治など興味も持てず、むしろ馬など実際に役立つ物にしか玄徳は興味が無かったのである。

 (まして黄巾の輩がいつ襲ってきて、自分達の頑張って手に入れた物を、いつ夜盗のように根こそぎ持って行くか分からないのに)
 例えば一生懸命畑を耕し、穀物を収穫したとしても、奴らが現れたら全部奪われる。どうせ奪われるなら誰が一生懸命頑張る気になれるのだろうか。

  


2008年04月13日(Sun)▲ページの先頭へ
評論−北野監督「座頭市」−
チャンバラ×タップ×お笑い

エンターテイメント映画として高い評価を受ける座頭市。
映画はその3つの組み合わさっている。

全く相容れない3つの要素であるが、実はある一つのキーワードにより
この3つは繋がっている
そのキーワードは
「浅草」

ビートたけしがお笑いとして、その第一歩を歩んだ浅草。
ストリップ小屋で下積みをして、笑いの芸を磨いた場所。

それまでのビートたけしは、内なるコンプレックスと優秀な兄達の中で
彼自身はユーモアもある人間であったが、その才能を気付かずいい加減な生活を送っていた。

そんな彼が浅草で、ダンディーな男に出会う。
ビートたけしの師匠と言われる人物で、
当時一流のお笑い芸人が居る浅草の名人の一人である。

その彼はお笑いでありながら、ビートたけしにタップを披露し
人を笑わせる仕事であるけれど、いい加減な物ではなく芸を極めること
なにより、それにプライドを持って一流であることを示した。

そしてビートたけしは彼に憧れタップを習い、
時々彼はタップを特技の一つとして、テレビに披露したりして、人生の一つとなっていく。

そんなたけしの師匠ら、一流の芸能が浅草でストリップなどの合間に演じたのが寸劇の時代劇。
笑いあり・涙あり・チャンバラあり
その内容は映画「座頭市」の世界が形と時間は違うがそのものである。
彼はそれを……かつて憧れていた先人の芸をスクリーンに表現したかったのではないだろうか。
事実スピードと何より間合いが時代劇の間合いとは異なる。
狭い空間でどう激しくという物を重視した殺陣である。

最後のタップダンスは洋であり、時代劇の我とは大きく異なり、おかしいとしか思えない物である。
しかし浅草の芸を表現するという立場から作るのなら、北野監督には全くそれは異質の物とは成り得ない。

この座頭市は、焼死した彼の師匠に対するオマージュなのだ。


2008年04月12日(Sat)▲ページの先頭へ
蛇足
思いを絵にするのなら
心はどれほど書き込めばいいの

少しだけでは伝わらなくて
でもどんどん伝えたいことをキャンパスを書き込めば
一杯ありすぎてかえってごちゃごちゃになって
丁寧に細かい絵だけが
綺麗ではなくなるから。

でもひとつ一つを細かく気が付く心が
綺麗な絵に出来る人もいる
簡単なデザインやデフォルメで
綺麗だねとか、心が伝わる人がいる

綺麗な未来を描きたくて
綺麗な自分を描きたくて
綺麗な心を真似ても
伝えたい思いを簡素にしても
本当の私の絵にはならなくて

この思いは綺麗な絵にはならないの?
私はこの心にどんな貴方を描けばいいの?
どんな私を書けばいいの?

人から心底信じられない事を嘆く
 でも、敢えて問いかける
 それなら私自身は自分を信じているの?
 自分自身が信じられないのに
 どうして他の人が信じられるのか。

 だったら自分を信じることから始めましょう
 人にはそういってしまうけれど。
 他の人はいいんだけど
 私自身は自分の事を口だけでそういったって
 信じてなんかないだろうね。心の底では

 そういう嘘をつ自分につき続けているから
 自分自身が信じられないんだよ。
 誰からも信じられない自分が真実なら。
 そういう自分を受け入れないと
 自分の真実の姿なんか見ずにいたら
 いつまでも自分さえも信じられないのかも知れない


2008年04月11日(Fri)▲ページの先頭へ
月姫抄
 彼女は玉のような汗を強い日射しと重たい武具をまとい先勝祈願の舞を必死に演じる。
 歳を老いた武将はその舞の美しさに驚嘆し、老いた侍女は神々しい姿を前に織田信長との海戦に遠征に行く家族の無事を祈り目を瞑り、彼女の姿に手を合わせている。

 しかしその一方で、その場にいる人達の殆どの者が逆に彼女の舞を冷淡に見ていた。
 現に奥の上座で見ている女性達は、真剣な彼女とは反対に笑みを浮かべている。嘲りを込めた笑みである。そして、周りに聞こえるにもかかわらず、声に出して呟く。
 「戦勝の舞ですと・・・・、そんな物が本当に力があるのなら、香内氏・須江氏も滅びはしなかったでしょうに。殿も何故あのような凶女を大切にするのでしょうか。」
 「本当にそうですわ。このような舞を踊らなくとも我が無敵の水軍なら信長になど負けはしないでしょう。」
 口々に侍女達は悪口を言う。そしてその言いぐさと時より向ける視線はその横の中心にいる領主の正室の女性に同意を求めるようであった。

 その女性は一番高貴な着物をまとい、大人しそうな容姿と瀬戸内の水軍には不似合いの透き通るような異常なほど白い肌をしていた。また彼女は室町幕府の重臣の娘からこの浦島家へ嫁いだ・・・ということで京の雰囲気を身にまとい周囲の人物とは気品の面でも抜きん出ていた。
 彼女はじっと唇を噛みしめ、今にも斬りつけてきそうな敵意を込めた視線で舞とそれを演じる女を見ていてる。
 他の女達者達も笑みは浮かべているもののどこか作り物めいて、根底に流れる侍女同士の嫉妬や確執がそれぞれ目を合う度に心の刃をまじあわせている。

 華やかげな様子とは裏腹に、舞が美しいだの綺麗などとその演技を楽しむ空気は全くなかった。
 男達も盛んに耳打ちをし合いこの戦の今後の有り様や自分たちのみの振り方について情報を交わしているようである。
 そんな集中されない中で、一人月姫は周囲のざわめきや喧噪を気にする様子も見せずに何事もなく悪意の言葉達を心の中にしまい込んで、自らの舞を演じ切った。


2008年04月10日(Thu)▲ページの先頭へ
月姫抄-その物語の背景-
 瀬戸内海を舞台に「巫女」として翻弄される少女の物語。
 刻は戦国の世、物語は織田信長の前に常勝の毛利水軍が壊滅した所から始まる。
 少女は人質とされているところを、若き水軍の将に捕らわれる。瀬戸内の至宝である月鏡の守り神として、厚遇されるものの実質的には自由のない囚われの身に過ぎなかった。
 そんな彼女は現人神として扱われる一方で、人々は何も出来ずに運命に流されるだけと軽蔑する者が多く常に孤独で、月を見つめる事で自らの寂しさと運命をも見つめているようだった。
 だが、それでも彼女に流れていた時間織田信長の配下「羽柴秀長」の使者によって突然激流に変わる。織田信長が、敵である水軍に月鏡とその巫女を献上するように命じたのだ。
 若き水軍の将の天才的な戦略により一枚岩を誇っていた水軍で会ったが、彼が行方不明となった為、月鏡を出して信長に服従するか、あるいは抵抗するか意見が分かれ、新たなる火種が巻き上がる。彼女の運命はいかに。

 戦国時代織田信長は後生、革命的な戦略や政治力から英雄と呼ばれている。しかし当時の人々にとって彼は、叡山を焼き、本願寺派を屠殺し、数多くの部将を討ち果たす姿から理解できない血に飢えた魔王のように呼ばれていた。
 そんな彼が毛利の水軍を打ち破ったとき、どんな心理に追い込まれたのか。無敵だった水軍さえもう失いすでに武田は滅び抵抗する敵国はなくなり、自力にも他力にもこの絶対的な絶望を回避する術はなかったのである。
 かくして人々はパニックを起こし、疑心暗鬼が発生する。死を恐れるからこそ、人々は行動し混乱を起こしていく。
 その一方でそれを冷静に見つめる少女がいる。巫女である主人公である。
 彼女は半ば人質としての立場ながら、庇護を受ける者達の2度の滅亡を経験している。そのことで彼女自身の巫女のしての存在意義が否定され軽蔑され人々と距離を持つようになる一方、逆に思春期を過ぎ運命に流される少女から否定されたことで逆に自らの存在意義を問いかけるきっかけになり、また巫女としての非人化した者から自分自身を問いかけることになるのである。

 瀬戸内の水軍を舞台にした物語として戦国のジャンヌダルクと呼ばれる「鶴姫」の物語があるが、今回描くのは全くのオリジナルである。
 だが、戦国の英雄であり茶器や名宝のコレクターでもあった信長や秀長の歴史の人物が登場し水軍に対し謀略戦を仕掛けたり、実は月鏡が源平合戦で壇ノ浦に沈められた三種の神器の一つであったなど遊び心に溢れていながら、歴史上の物語としてのしっかり息吹を与えている。また水軍の兄弟部将の対比はミステリヤスな謎解きを含み読む人を引き込む。
 しかし、この物語で一番見つめなければいけないのは、巫女として特別な存在でありながら、本当は孤独で無力で、でも心の中に普通の人と同じように寂しさと情熱を秘める故に、それを押さえようと苦しんでいる、等身大の思春期の少女の内面の葛藤なのである


2008年04月09日(Wed)▲ページの先頭へ
月姫抄−1
 浦戸の関にて先勝祈願の奉納の舞がおこなわれたのは、織田信長の軍と瀬戸内の水軍の決戦を目の前に控えた……ある真っ白な暑い日射しの中であった。
 その日射しと同じ、白の装束と具足をまとい剣を天へと向けながら舞台に上がった人物は、そのそばに控えた横笛の名手の笛の音に合わせて小さな体を大きく振る舞う。
 もしも戦いに出払った男達が、その剣の鋭さと身のこなしを見たのなら、かなりの剣の手練れの者とに思う程天賦の才を見出しただろう。
 舞手は堂々と毅然としたその仕草や鋭く空気を切り裂くような剣の舞う姿。
 にもかかわらず、強い日射しは溶け込みそうな程であったのはその堂々たる若武者という出で立ちには少し華奢な姿の所為であろうか。
 しかし華奢な事には理由があった。舞手は武将ではなく女性であった。
 更に正確に言うならば女性であって女性ではなかった。更に言うならば人間であって人間ではない存在であった。
 天照宮の神に仕える神女として、神に仕え人の幸せとは無縁の所で生きる事を女であった。

 名は月。月姫とよばれ瀬戸内水軍の守り神の鏡に従い、僅か十七という年齢でありながら、香内氏・須江氏・浦島氏と浦九郡島の支配者が代わる度に運命を流転した女性である。

 彼女は玉のような汗を強い日射しと重たい武具をまとい先勝祈願の舞を必死に演じる

つづく


2008年04月08日(Tue)▲ページの先頭へ
台風
貴方が近くに来ると
まるで嵐のようだった。
涙が豪雨のようにあふれ出し
思いの強さに私の心が
吹き飛びそうで。

でも嵐のまん中は
貴方の心に入り込んでしまえば
こんなに穏やかなんて
知らなかった
貴方の瞳に
晴れの日のような
青空があるなんて知らなかった。

貴方が去った後は
こんなに私の心に暖かい風を
残してくれるなんて知らなかった


2008年04月07日(Mon)▲ページの先頭へ
真三國志第一話「不良青年玄徳の言い訳−2−」
「ろくでもない輩か……。」
それを言うのなら不平不満を並べながら自分達は何もしない……そう言う年寄りで有力者づらしている者達の方が余程、税を厳しくしたり、その金を私用に使ったり、賄賂をしたりして、醜悪な物である。
 却ってろくでもないと言われる若い輩の方が、薬にならないとはいえ毒にならないのだから、余程ましだと玄徳は思っている。
 (それに彼らだって好きで、仕事に就かずに無類をしているわけではないのだから。)

 「劉さん。金を貸してくれよ。」
 街を歩けば街をぶらつく若者がそんな声をだれともなく掛けてくる。粗末な衣装で、顔を真っ黒にしながら、人なつこい笑顔をむけてくる。
 先程の一族の長老なんかが見たら「若いくせに」と顔をしかめるかも知れない。事実高貴さとかそう言う物からはほど遠く薄汚くて乞食のようである。余り良い第一印象では印象は持たれないのかも知れない。
 だからというわけでもないのだが、向こうからしてもそう言う表情をするから、高貴そうな輩には反感を持っているのらしい。

 だが玄徳だけは衣装に趣をこなして、ああいう口うるさい年寄りにも笑顔で居て、一族の期待を背負うエリートであり、血脈からも高貴な感じもあったものの、そんな街をぶらつく若者からも声を掛けられていた。
 それは彼の持って生まれた才能でもあるが、それ以上にああいう若者の気持ちを共感し理解してくれているからこそ、自然と優しく自分のことのように親身になってくれるからこそ、つい彼らも声を掛けたかった。
 また玄徳のように少しエリートっぽい人間が自分達を理解し対等に付き合ってくれることがうれしくってつい理由が無くても声を掛けたくなるのだ。
 (口だけ清廉そうなことを言う奴よりも、彼らの方がよっぽど純真で誠実で勤勉だと思う。)
 (若いからこそ、少しでもいい生活をしたい。人に認められたいと必死だし。)
 (ただそう言う純真な気持ちを。熱意を向けるところがないのだ。)
 玄徳はそう群れて仕事もなく集う若者達をそう理解している。

 ……それは同時に玄徳の気持ちそのままであった。

つづく

 

 


2008年04月06日(Sun)▲ページの先頭へ
真三国志・第一話「不良青年玄徳の言い分1」
人はいつから大人になるのか。
いつから人は大人としてしっかりとした生き方をしなければならないのか。
いつから人は、囚われて生きなければならないのか。

馬を乗るのが大好きであった。
家の前の大きな桑の木のようにいつか武を持って大きな人間になりたいと思った。

逆に言えば本とか読書とか、大人達が自分にしろと言う事が迷惑であった。
清流と呼ばれる学に凝り固まり、口だけは大きな事を言い、正義を言う人達が嫌いであった。ああいう輩は結局無力だと思うし、一体何の役に立つというのか。
相変わらず政治は自分達の私欲を増やすことばかり考え腐りきっている。
毎年のようにイナゴが群れをなし、川は氾濫する。人々は苦しんでいるのに税は重くなっていく一方だ。

「玄徳。お前は中山靖王劉勝の末裔として一族は期待をしているからこそ、洛陽へ留学をさせたのだ。
 それなのにお前は馬や音楽や衣装ばかりを好み、学問をろくにしようとしなかった。そればかりか、ろくでもない輩と付き合っているばかりではないか。」
 そんな事を今朝も、一族で一番口うるさい年寄りが玄徳にさも押しつげがましく呟いていったのだ。

つづく。


カラスアゲハ−後編−
※前編は3月26日に掲載

その人は他校の人だった。
私よりも背が大きかった。
その人なら私はコンプレックスも感じない感じもした。
私と同じように全国大会に最も近い人だった。

「雨が……強くなっていく」
あいにくの競技日は雨だった。しかも段々強くなっていく。
助走のトラックは徐々に水を含み走りづらくなっていく。
体は冷えていくのを感じていたし、ポールに付く水滴もなにか私の中のバランスを微妙に狂わせるような感じがして嫌な感じだった。

そんな中徐々にバーが上がっていく、
何とも言えない不安な気持ちになったのはこのどんよりとした天気の所為だろうか。
(気弱になってはダメだ。勝って一緒に全国へ行くのだから)
そう思い、ほんの少しの元気が欲しくてあの人を見る。

あの人は笑顔で居た。でもそれを向けているのは私よりも背が低くて
私とは違いとても小さく可愛い感じの女の子だった。
「気にしちゃいけない」
そう言うと全てを断ち切った。そして、一歩二歩近付きバーのすぐ横を走り、踏み切る。

跳んだ。と思った。
ほんの少しかすめたけれど、十分高さはあったと確信する。

でもゆっくりとバーは落ちて音がする。
真っ白い空が見えて何かが顔に落ちる。
「雨・・・」
顔が濡れていく。でもそれは雨の所為ではなかった。

不意にあのカラスアゲハの姿が思い浮かぶ。
あの蝶もきっとずっと空を飛びたかったのに、私が羽根を濡らして飛べなくさせた。

「私もあのカラスアゲハのよう」
今は私は雨に濡れ、涙に濡れ飛ぶことが出来なかった。



2008年04月05日(Sat)▲ページの先頭へ
砂時計
時間が流れる度に
ゆっくりと私の罪や醜さが
砂に埋もれていく
見えなくなっていく

でも時が流れる度に
私の心が埋められる度に
貴方の心は空っぽになるの?

必死に時の砂に埋めた罪は
これから時を刻もうとすれば
幸せはひっくり返わる
空になってまた私の罪と醜さが
露わになる。

また必死に自分の過去と醜さを消すために
必死に時の砂を被していく

・・・・・何度私はそれを繰り返すの


2008年04月04日(Fri)▲ページの先頭へ
ヘルメット
私は貴方を守ります
でも決して重たく感じて欲しくない
貴方の動きを邪魔する
存在ではいたくないから

貴方にしっかりしがみついて
放さないように危険に一緒に歩いていくよ

そんな私は鋼のように
強くはないけれど
だからこそ
私が壊れる事で
貴方の受ける痛みを
和らげてあげる



2008年04月03日(Thu)▲ページの先頭へ
他人の空似
木村カエル



             けろけろ


2008年04月02日(Wed)▲ページの先頭へ
レコード
過去の傷を触れるたび
悲しい音色で泣き続ける
周囲の言葉が針のように
突き刺さり
悲しみが終わりのないように
心を回り続ける
でも
「痛い」というより
「悲しい」と言うより
「好きです」と
綺麗な音色で歌い続けたい


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カレンダ
2008年4月
   
     

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