チャイニーズファンタジー



2008年03月19日(Wed)
チャイニーズファンタジー
チャイニーズファンタジー

私は伝説の竜に会う為北京の街を歩く。
兎に角朝はラーメン。チャイナドレスの女性が運んでくる。

すると突然何事か、早口で私に文句を行ってくると構えを取る。
「・・・さては少林寺の達人。」
私は空中飛び膝蹴りで一蹴する。すると、今度はヌンチャクを持った男や青龍刀を持った男だの一斉に私を取り囲んだ。

その中のひげ面の危ない親父が叫ぶ。

「我こそは、燕人の張飛翼徳。いざ尋常に勝負しろ。」
・・・・兎に角私は逃げる。
すると後ろ上空からドラの鐘と共に人が下りてくる。
「おにいさん。お代あるね。」
見ると水芸をする物、命綱なしで空中ブランコをする物。
街は大道芸する人で溢れかえっている。
取り敢えず、私はポケットの中から紙幣を取り出し渡すと駅に向かい歩く。

中国の人はさすがというか、みんな自転車を乗っていて危険な程である。
「あっ」
後ろから追突される。振り向くと、人民服の男が自転車ごと転び、その息は凄く苦しそうである。
取り敢えず私の方が被害者であるが、どうしたんですか。と聞く。
「自転車を漕げないと私は死ぬ・・・」
そう言うと、男は息絶える。中国の人は南船北馬。
自転車と生活を共にすると言うがまさにその通りだと思う。
妙な感心をしていた私だが、その後ろからけたたましい野太い声が掛かる。
「どけぇ。どけぇ。しばかれたいのか己は。」
中年のデブの一団と思ったが、どうやらパンダの一団である。

よく見れば新聞を読んでいるパンダ、太極拳を踊るパンダなど流石、本場の国である。
日本では上野動物園しか見れないのに・・・
町中で見れるとは流石中国である。来た醍醐味があるという物だ。

そのパンダの一団の先頭の奴がサングラス越しにガンを飛ばし風を切って歩いている。
ボスパンダが観光客らしき私を見つけ声を掛けた。
「なぁ。おれっちグルメなんやが・・・日本の竹って上手いかぁなぁ」
「そんな事言われても・・・」
タケノコや支那竹は食べた事があるが、人間である私が食べた事がない。
「おうおう。そげな態度で、この中国生きていかれると思っとんのか己は。」
「南京大虐殺を忘れたのか。」
パンダ軍団が私を取り囲む。胸には共産党のバッチが煌めいている。

その時はるか後方から、千鳥足の老人が私達に近付き元気そうな笑い声を上げる。
「コレ辞めぬか。」
「何をこのジジイ。」
「まて・・・コイツは私の老師・・・」
ボスパンダが制止する前に辮髪のパンダが襲いかかる。
老師はゆっくりとした太極拳でどうやってか、一撃で仕留める。
「旅の者大丈夫か。奴らは人食いパンダだ。ここは私に任せて速くお逃げなさい。」
そう言われ多勢に無勢である。取り敢えずは老人に任せ私は逃げる。

すると後ろから、老人の悲鳴と断末魔が聞こえる。
お礼をしよう、名前を聞こうと思ったがそれもシルクロードの向こう側のように千里の果てを掛けるよりも難しい事になってしまったのだ。

「・・・・まさに謎の老人だ。」
取り敢えず伝説の竜に会う為、私は麻雀修行の旅に出る。


・・・・っていい加減な世界設定とか資料とかの方が読んだり書いたりしていて
楽しいのは何故だろう。
極論を言うなら、こういうファンタジーの方がより中国のリアリティーを感じてしまうのは、背中のかゆい所に手が届かないような。こそばゆさがある。

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